一昨日、散歩の途中に、
近所の花壇で偶然見つけた青い花。
季節外れのダリアかと一瞬見紛うような美しさの中に、
ちょっとだけ毒気を孕んでいた、この花。
もしやと思い調べてみたら案の定、八重咲きのアネモネであった。
アネモネは地中海原産、
クリスマスローズやラナンキュラスと同じキンポウゲ科の多年草で、
小生にはケシに似たドギツイ花との印象しか無かったのだが、
品種改良により、ご覧のように清々しい花が見られるようになって、
随分久しいとのこと。
但し、ラナンキュラス同様、
夏場に球根を一旦掘り起こして日陰で管理するなど、
植えっ放しで全然OKという訳では無いようなので、
物臭な小生には手に負えない品種なのかも。
Today's BGM
悲しみに挨拶を(チューリップ)
Pride(樹里からん)
いっそセレナーデ(井上陽水)
アネモネの花言葉は、我々にピッタリな「儚い夢」「薄れゆく希望」なんだとか
さて、「モネ」と言えば、印象派を代表するフランスの画家、
クロード・モネ(Claude Monet)。
晩年の代表作「睡蓮の池」には3年前、
ルノアールを凌ぐ90億の値が付いたので、
まだ記憶に新しいと仰る方も多いかと存ずるが、
彼が描いたアネモネ(写真中)も、
やはり我々が知る一般的なアネモネであった。
ま、19世紀の話なので、当然なのかも知れないが。
因みに、天草弁における「もね」は、
「─もの」「─だもの」と云った風に、
断定の後を締めくくる文末助詞で、
例えば、「黒かズボンの、よう似合うとるもね。武者んヨカ」
(黒いパンツスーツがよく似合ってますよ。カッコイイ)
「こん握り飯、塩気の全然利いとらんもね」
(塩味が全く足りず、お握りが凄く不味いです)などと、
詠嘆を表す際に情感こめて使う。
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