2/26/2019

こん青か花ん名前は「アネモネ」じゃもね



一昨日、散歩の途中に、
近所の花壇で偶然見つけた青い花。
季節外れのダリアかと一瞬見紛うような美しさの中に、
ちょっとだけ毒気を孕んでいた、この花。
もしやと思い調べてみたら案の定、八重咲きのアネモネであった。

アネモネは地中海原産、
クリスマスローズやラナンキュラスと同じキンポウゲ科の多年草で、
小生にはケシに似たドギツイ花との印象しか無かったのだが、
品種改良により、ご覧のように清々しい花が見られるようになって、
随分久しいとのこと。
但し、ラナンキュラス同様、
夏場に球根を一旦掘り起こして日陰で管理するなど、
植えっ放しで全然OKという訳では無いようなので、
物臭な小生には手に負えない品種なのかも。
Today's BGM
悲しみに挨拶を(チューリップ)
Pride(樹里からん)
いっそセレナーデ(井上陽水)

アネモネの花言葉は、我々にピッタリな「儚い夢」「薄れゆく希望」なんだとか

さて、「モネ」と言えば、印象派を代表するフランスの画家、
クロード・モネ(Claude Monet)。
晩年の代表作「睡蓮の池」には3年前、
ルノアールを凌ぐ90億の値が付いたので、
まだ記憶に新しいと仰る方も多いかと存ずるが、
彼が描いたアネモネ(写真中)も、
やはり我々が知る一般的なアネモネであった。
ま、19世紀の話なので、当然なのかも知れないが。

因みに、天草弁における「もね」は、
「─もの」「─だもの」と云った風に、
断定の後を締めくくる文末助詞で、
例えば、「黒かズボンの、よう似合うとるもね。武者んヨカ」
(黒いパンツスーツがよく似合ってますよ。カッコイイ)
「こん握り飯、塩気の全然利いとらんもね」
(塩味が全く足りず、お握りが凄く不味いです)などと、
詠嘆を表す際に情感こめて使う。

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