9/23/2017

豪栄道よ、伝達式で述べた「大和魂」を今一度…



11日目が終わった時点で10勝1敗の単独トップ。
2敗の力士は一人もおらず、
3敗が三枚目の千代大龍、九枚目の貴ノ岩、
十六枚目・新入幕の朝乃山の3人。
優勝街道をひた走る大関・豪栄道にとっては、
何れも'取るに足らない'相手である。

さらに、格上は既に4敗している横綱・日馬富士のみで、
優勝の邪魔をしそうな関取は、
東西どこを見渡しても一人も見つからない。
つまり、生涯2度目となる優勝賜杯はほぼ手中に収めた、
と言っても過言では無い状況だったのだ。
平幕に連敗するまでは…。
Today's BGM
水割り(山崎ハコ)
Proud Mary(C.C.R.)
When a Woman Loves a Man(Ella Fitzgerald)


しかも頗(すこぶ)る、負け方が悪い。
相手が立ち合いに変化した、
或いは捨て身の大技を食らってしまったというのであれば未だしも、
天下の大関が、あろうことか2日とも、
相手の重圧に負けて繰り出した自らの引き技で墓穴を掘り、
大慌てした挙句、叩き込まれて完敗。
大関昇格後の通算成績を152勝119敗12休(勝率.537)とした。

正に無様で意気地なし、天下無双の史上最弱大関、
と言われても仕方の無い有様かと存ずるが、
これで星の差1つ。
優勝は、'自力の逆転'も可能となり、
俄然やる気が出てきた日馬富士でほぼ決まりとなった。
勝利の女神が豪栄道豪太郎改め'臆'太郎に微笑む、
なんてことは、石が饅頭になっても先ず有り得まい。
あったとすれば、それは奇跡としか…。

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