免職（解雇）の話

NHKは先日、
強姦致傷などの容疑で逮捕された山形放送局の記者を懲戒免職とした。
本人は知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいるものの、
現場に残された遺留物（体液のDNA鑑定）により、
コヤツの犯行であることは火を見るより明らか。
また、前任地・山梨でも遺留物は確認されており、
NHKは起訴前の段階で敢えて処分に踏み切った模様。

一方その山梨県警では、
複数回に亘り女性にストーカー行為をし、
さらにスカート内を盗撮した画像を数十本、
スマホに隠し持っていたとして、
あろうことか高速隊の巡査長が一昨日、書類送検。
停職1か月の懲戒処分を課された後、
同日付で依願退職となったのだとか。

Today's BGM
やがて来る春に（永井龍雲）
眠れぬ夜（山本潤子）

因みに、依願退職（諭旨免職）とは、
任命権者が公務員の非行を諭し、
自発的に辞職するように促す退職勧奨の通称。
退職金は、減額されたとしても全く出ない訳では無い。
なお、民間企業の場合は免職では無く「解雇」となるが、
NHK職員は今回「免職」なので、公務員扱いと云うことか。

【公務員における懲戒処分】
免職：職員の意に反してその職を失わせる
降任：職務の等級・階級を1ないし2下位のものに下す（自衛隊）
停職：一定期間、職務に従事させない（最高1年）
減給：給与を減額して支給する（最高1年、俸給の20%以内）
戒告：非違行為の責任を確認し、将来を戒める（譴責＝けんせき）
※以下は懲戒には当たらないため、賞罰欄への記載は不要
訓告（訓諭・訓戒）
厳重注意
口頭注意