日本人の恐らく誰もが待ち望んでいたに違いない、
第72代横綱「稀勢の里」が明日、遂に誕生する。
我が国の出身者としては第66代の若乃花以来19年ぶり、
茨城県出身となると、
第34代の男女ノ川(みなのがわ)以来、
実に81年ぶり4人目の快挙だ。
因みに、稀勢の里を敢えて「我が国の出身者」としたのは、
彼が外国籍を持っているからでは無く(彼は歴とした日本人)、
米国はハワイ州オアフ島出身・第67代の武蔵丸が横綱昇進の3年前、
既に日本国籍を取得していたからである。
Today's BGM
素顔(長渕剛)
シェットランドに頬をうずめて(竹内まりや)
さて、新入幕から73場所を要し、
史上最も遅い昇進となった稀勢の里は現在30歳で、
半年後の7月には31歳となる。
あの筋骨隆々で勇猛果敢な第58代・千代の富士こそ、
36歳近くまで踏ん張れたが、
気持ちの優しい稀勢の里が綱を張って居られるのは、
全く大怪我をしなかったとしても精々3~4年。
その間に名を遺すのは至難の業なのだ。
とは言え、彼には春場所から獅子奮迅の活躍により、
今年32歳の白鵬、鶴竜、同33歳の日馬富士ら、
蒙古軍の連中に一刻も早く引導を渡して貰いたい、
との期待は小生にもある。
縦しんば、そう成らなかったとしても大関から陥落、
復帰せぬまま恐らく辞めることになるであろう、
あの琴奨菊よりかは遥かにマシだし、
引退後には「元横綱」という、
力士にとっては最高の名誉が成績に関係なく戴けるのだから。
稀勢の里は、なぜ30歳で19年ぶりの日本人横綱になれたのか?(THE PAGE)
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