1/09/2016

最悪の事態は回避したものの、悪い予感は見事的中



色々とご心配をお掛けしたが、
小生、一度も死の淵を彷徨うことなく、
敷地内全域禁煙という、あの忌まわしい病院より本日午前、
無事に帰還したので、
取り敢えず、そのご報告を。

しかし、所期の目的であった右冠動脈へのステント留置は、
最も硬いワイヤーを選択し、
医者が2人掛りで、
尚且つ通常の3倍近く(約80分)も掘削を試みたものの案の定、
最後まで閉塞部位を貫通し切れなかったため断念。
小生の年末~年始30日間に及ぶ節制、
即ち禁酒・禁ゴルフ・禁麻雀も、
殆ど水泡に帰すという残念な結果となってしまった。
ま、医者が無茶をしなかった(冠動脈を破らなかった)お陰で、
小生は救急ヘリに乗らずに済んだし、
こうして今ブログを書いてもいられるのだが…。
Today's BGM
歩いて帰ろう / 斉藤和義
青春のリグレット / 今井美樹
Hellow, Goodbye / The Beatles
Moanin' / Art Blakey
また、今回のカテーテル挿入や負荷心電図検査、
造影剤使用のMRI撮影等により、
小生の心臓には新たな発見が幾つもあったらしい。
執刀担当医N氏の話は、大体次の通りだ。



1. 右冠動脈(RCA)に1箇所だけと見られていた閉塞部位が、
実は左冠動脈回旋枝(LCX)にもあったこと
2. しかも、閉塞している両冠動脈の末端は、
動脈硬化を起こしてはいるものの唯一、
機能的には正常と思しき左冠動脈前下行枝(LAD)と、
ある意味奇跡的に繋がっていたこと
3. 従って、LADの閉塞は即、アウトに繋がるため、
RCAとLCXにバイパス手術を施しておくことこそが、
恐らく小生にとって有効な回避策となり得るであろうこと
4. また、心臓に多少負荷をかけても全く異常が見られないことから、
日常生活に支障を来す心配は、現時点では然程不要と思しきこと

因みに、小生が初めて精密検査を受けた際(12/3)の担当医は、
一も二も無くステントを勧めた主任のS医師であり、
若いN氏とは、「かなりハードルが高い」手術であることを知らされた、
入院の日が初対面。
もちろん、閉塞部位に僅かでも血が流れていたならば、
斯くも困難な手術とは絶対ならなかったのだろうが、
如何せん100%、しかも何年も前から詰まっていたらしいので、
彼らの「何とかして救ってやろう」との男気を以ってしても生憎、
上手くは行かなかったというワケ。多分…。

ポチ「丸3日ぶりに吸ったタバコの味は、思っていた程では無かったってか」

2 件のコメント:

[三月の行進曲] さんのコメント...

爺殿、まずは、新たな年明けと生還おめでとう。100%狭窄と聞いていたので、成功率98%とはいえ心配していました。2%枠に入ったものの、なんとよくもまぁ3つの冠動脈が繋がっていてセーフ?こんな事例ってあまり無いのでは?…すごい神業。血流が足らず各血管同士が求め合い繋がってしまったんですね。人間の強さか、進化論の突然変異か?私も再来週恩賜財団に入ります。[三月の行進曲]

匿名 さんのコメント...

三月の行進曲さん、新年おめでとうございます。
じわじわ詰まったのが功を奏したのか、
或いは小生の強い悪運のなせる業なのか?
何れにしても、日常生活には全く影響しないようなので、
先ずは一安心、と言いたいところですが、
21日に熊大(心臓血管外科)を受診して、
医者の指示を請うことと相成りました。
バイパス手術の可能性も充分ありということです。
貴兄も是非ご無事で。