杉浦日向子の最高傑作、「百日紅」がアニメ化

10年前に咽頭癌で亡くなった、
江戸風俗研究家・杉浦日向子の漫画家としての最高傑作、
「百日紅（さるすべり）」がアニメ化され、
先週の土曜日より公開されている。

主人公は、浮世絵師・葛飾北斎の娘「お栄」。
弟子や犬と住む長屋暮らしの中での創作の葛藤や、
離れて暮らす妹との家族関係を、
華やかな江戸風俗をバックに描いたもので、
お栄は杉浦の大ファンという杏、
その父で師匠の北斎は松重豊が夫々声を担当。
他にも、濱田岳や高良健吾、美保純、筒井道隆など、
個性的な実力派俳優が結集している。

Today's BGM

M / 山崎まさよし
ミストラル / 岡村孝子
Sealed With a Kiss / Brian Hyland
Relaxin' at Camarillo / Tommy Flanagan

因みに監督は、
02年の「クレヨンしんちゃん」で、
文化庁メディア芸術祭アニメ部門大賞を受賞した原恵一。
先月の試写会では海外からも高い評価を受け、
来月実施される世界的に有名なコンペ、
仏アヌシー国際アニメーション映画祭への出品が既に決まっており、
また秋には、漫画「合葬」の実写版が公開されるという。



なお、杉浦作品（漫画・エッセイ等）の人気は、
昨今の「江戸の粋」ブームとも相俟って、
没後10年の今日においても全く衰えを知らないとのこと。
この機会に読んでみたいと仰る方は、こちらから。

ポチ「百日紅は薄いピンクと紫が計5本。白も欲しいな」

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