3/27/2015

盗人にも三分の理



一昨日、病院の待合室で偶々読んだ「AERA」に、
正に「目からウロコ」と言える面白い書評が載っていたので、
ご紹介しておく。

その本とは、
犯罪する側の論理や犯罪現場の貧困問題を得意とする、
ルポライター・鈴木大介が、
オレオレ詐欺や振り込め詐欺のことを取材した、
「老人喰い 高齢者を狙う詐欺の正体」
書評は、「そこまで言って委員会」でもお馴染みの政治活動家で、
新右翼団体・一水会最高顧問、
プロレス評論家でもある鈴木邦男が書いたものだ。
Today's BGM
さくら / 森山直太朗
Only One / 松浦亜弥
Sherry / The Four Seasons
Smiles and Smiles to Go / Larry Carlton
さて、諸兄は恐らく、
市場規模(被害総額)500億円といわれる、
この業界で暗躍している彼ら(犯人ら)のことを、
「さぞかし贅沢な暮らしを送っているに違いない」
と思われているかと存ずるが、
この本によると、必ずしもそうとは限らないそうで、
中には「急に羽振りが良くなった」と評判が立たぬよう、
酒や女、ギャンブル、車、服などには一切目もくれず、
至って質素な生活を送っている者や、
一部を震災の復興支援に寄付する者もいたりするという。



また、彼ら(犯人ら)は意外に、
優秀且つ努力家で、モチベーションも高く、
裏の世界に閉じ込めておくには、
余りにも勿体無いほどの才能の持ち主で、
この国を、彼らが表舞台で活躍できないような国にしたのは、
正に現在、ターゲットになっている高齢者自身に他ならない、
とまで言い切っているのだそう。
(参照:鈴木邦男の愛国問答

ポチ「一理ある話だ」

傑作撰 2001-2005

森山直太朗
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