3/02/2015

似て非なるもの、ピンクと桃色



明日は3/3、桃の節句。
お馴染み「オジサンの壁紙」も、
ご覧のような春景色に更新されているので、
気分を変えたい方は是非。

さて、桃の節句に一番相応しい色と言えば、
「桃色」を措いて他にあるまい。
桃色は字の通り、桃の花の色を表す言葉である。
しかし、「桃色の桃の花」では、
余りにも芸が無さ過ぎるので、
この時期に咲いている桃色の花を見た時、
「ピンクの桃の花が凄く綺麗だ!」などと、
敢えて桃色をピンクに置き換える人も、
少なからず居られるのでは無いかと存ずる次第だが、
この表現には、実は2つの誤りがある。
本日のBGM
/ 槇原敬之
元気を出して / 薬師丸ひろ子
Run That Body Down / Paul Simon
The Girl from Ipanema / Diana Krall
先ず1つ目は、
今頃、庭などに咲いているのは桃ではなく、
殆どが梅の花であるということ。
桃の開花は普通、早くても3月中旬以降になる。
2つ目は、桃色を「ピンク」と言ってしまったこと。
英語のピンクは桃ではなく、撫子の花の色のことで、
かなり似てはいるものの、
厳密にはピンクと桃色は別物なのだ。

桃色(和色)撫子色(和色)
紅梅色(和色)桜色(和色)
PINK(洋色)PEACH(洋色)

では、桃色は英語で「ピーチ」なのかと言うと、
これまた誤りで、
ピーチは熟した桃の果肉に近いオレンジ系の色を指す。
桃の花の色の名称は、ピーチ・ブロッサム。
物の本によると18世紀初頭から、
そう呼ばれているのだとか。

ポチ「ラグビー日本代表は、チェリー・ブロッサムズ」

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