ユネスコの世界遺産にも登録された屋久島は、
面積約500km²の日本で9番目、
淡路島や天草下島よりも小さな島である。
しかし、ただの小島だと思ったら大間違い。
中央部に聳え立つ宮之浦岳(1,936m)は九州最高峰で、
しかも1,000mを超す山々が40以上も連なり、
「洋上のアルプス」と称されている。
そんな屋久島を以前、研修で訪れた際、
「屋久杉自然館」に入った。
屋久島と屋久杉に関する何もかもを展示した、
屋久島町立の博物館みたいな所だ。
本日のBGMそこには感動モノの、
八ヶ岳(杉田二郎)
ダンデライオン(原田知世)
Proud Mary(CCR)
I Can't Stop Loving You(Ray Charles)
巨大な屋久杉の輪切りが飾ってあり、
千数百本あるという年輪には、
スケールと共に簡単な歴史年表が添えてあった。
例えば、ここが応仁の乱、ここで天明の大飢饉が起こり、
ここから明治が始まったといった具合にだ。
(因みに昭和も明治も、ほんの数cm)
ところで諸兄は、木の年輪の内側と外側、
どっちが新しく出来たものか、ご存じであろうか?
実は小生も、この年表を見るまで逆さに思っていたんだが、
木というものは成長する時、
樹皮と木部の境の所で細胞分裂を起こし、
新しい年輪を作るのだとか。
つまり、木の中心部ほど古く、外側ほど新しいのだ。
さて、樹齢千年以上のものを「屋久杉」、
それに満たないものを「小杉」と呼ぶんだそうだが、
太古の昔より千数百年も生きてきた、
2m近い屋久杉の年輪を目の当たりにすると、
我々が生きる高々7~80年の人生なんて、
鼻糞ほどのものでしか無い、
ということが誰にでも分かる訳で、
例え、どんなに悲観的な人であろうと、
些細なことでクヨクヨするのは、もう止めようと、
きっと思うようになる筈。
そこで、なかなか屋久島に出掛ける機会が無い、
と仰る方のために、
屋久杉の年輪に代わるスグレモノをご紹介しよう。
Nikonの果てしない物差し「universcale」だ。
ポチ「儂の一生は、さらにちっぽけ。大事にしろよな」
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