
先週の、或る晴れた日。
見知らぬ男が家に来て、
「読売新聞で~す。いやぁ、今年は遣っちゃいました」
と突拍子もなく口を開いた。
恍(とぼ)けたヤツだなと思いつつも、
小生も巨人ファンの端くれ、
「日本シリーズ?」と返すと、
原が杉内さえ使わなけりゃ十分勝てたのに、
と熱く捲し立てた。
ま、ほぼ彼の言う通りではあるのだが…。
本日のBGMやがて彼は、提げていた紙袋の中から
季節の中で(松山千春)
夜空ノムコウ(川村結花)
咲き誇れ愛しさよ(織田哲郎)
別れの朝(秋元順子)
YGマーク入りのバスタオルを徐(おもむろ)に取り出し、
小生に差し出した。
小生が何の気なしに受け取ると、
今度はタオルの上にシャンプーらしきものを載せ、
さらに粉末の洗剤を取り出して、
恰(あたか)も陳謝するかの如く、
深々と頭を下げながら斯う言った。
「3か月だけ、お願いします」。
そう、彼はジャイアンツとは無関係、
新聞の勧誘を生業にしている男だったのだ。
彼は結局、
「あと1軒なんです。どうか、人助けだと思って」と、
契約書片手に8回も頭を下げて食い下がったんだが、
小生がキッパリ断ったので、最後は諦めて帰っていった。
バスタオルとシャンプーと洗剤の入った、
重そうな紙袋を提げて。
新聞公正競争規約(Wikipedia)
ポチ「今は景品渡すのもOKなんだってな」
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