4/11/2024

さらば膀胱癌



朝イチで放射線治療を終えシャワーを浴び、虫歯に効く、
高濃度フッ素(1450ppm)配合の薬用ハミガキで歯を磨いていると、
看護師から突然、
「10時から泌尿器科の診察があるそうです。
何か大事な話があるみたいですよ」と。
いよいよ待ちに待ったその時がやってきたのだ。

2度目を削った3/11からジャスト1か月。
これだけ長く引っ張られたのだから、
きっと医者は頗(すこぶ)る言い難いことを言うに違いない。
いや、絶対そうに決まっている。
そう覚悟を決めて泌尿器科の外来に出向くと、
受診票の受付番号が何と、
あろうことか苦しいの前後を死で挟んだ「494番」。
これこそ膀胱本体の切除がほぼ決定的となった(と感じた)、
正にその瞬間と言うことが出来るだろう。
Today's BGM
チェリー(スピッツ)
涙~Made in Tears~(中島みゆき)
You've Got a Friend(Carole King)


ところが、ぎっちょんちょん。
偶に思い掛けないことが起きてしまうのが、人生の面白さで、
「結構浸潤はありましたが、そこまで酷くは無かった。
今後は膀胱内にBCGを投与する治療を進めていきます。
早速今日から週1で6週間。2時間溜めておくのが理想です」
「先生、昨夜も長くて1時間。早い時は30分しか持ちませんでした。
頻尿は大丈夫でしょうか?」
「ま兎に角、頑張れるだけ頑張ってみてください。
30分でも構いませんので」

トイレで小用を済ませた後、
厳(いか)つい感じの女性看護師に、
「こちらに横になってください。足はコッチ」
そしてパンツを膝まで下げるよう命じられ、
もう1人の女性看護師から尿道~膀胱にカテーテルを突っ込まれ、
残尿を外に押し出したのち、80ccのBCGを投与されて万事休す。

何というタイミングの悪さか、
昨夜呑んだ下剤が今頃俄かに効いてきて、
急に便意を催してきたのである。
結果BCGの初回注入は僅か5分で終了。
「次回、下剤は呑まずに来ます。本当に済みませんでした」
そう言い残して外来を後にした小生だが、
これが1回にカウントされたか否かは生憎、尋ね損ねてしまった。

記事を「いいね!」と思われたら、何卒ポチッと1票。
爺が小躍りして喜びます。(人気ブログランキング)



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

爺殿、入院治療中に申し訳ないが、祝杯です。🍺*(ˊᗜˋ*)و
まぁそれにしても、数字はいつもハズレですね。[三月の行進曲]

花咲爺 さんのコメント...

三月の行進曲さん、いつもありがとう。
向こう(女性看護師ら)は手練れというか、
恰も流れ作業の如く粛々と任務を遂行するだけなんでしょうが、
小生の物言いが拙かったのか、
一昨日は仕事がかなり手荒でした。
もちろん、だから早く出したという訳ではありませんので。