去年を代表する映画を選ぶ「キネマ旬報ベストテン」の1位に、
片渕須直監督による劇場用長編アニメ、
「この世界の片隅に」が選ばれたそうな。
原作は、広島出身の女流漫画家・こうの史代が、
戦時中の広島や呉を舞台に、
厳しい生活の中でも明るさを忘れない女性の日常を描いた物語で、
2007年1月より2年間に亘り漫画アクションに連載。
2011年8月にはテレビにて、
北川景子、小出恵介らを主役に配し、
終戦記念と銘打ったスペシャルドラマが放映されてもいるので、
内容をご存じの方は大勢おられるかとは存ずるが、
アニメ作品が1位に選ばれるのは「となりのトトロ」以来、
実に28年ぶりとのこと故、何卒ご覧あれ。
Today's BGM
春よ、来い(槇原敬之)
悲しくてやりきれない(コトリンゴ)
因みに、この片渕監督(56)は大阪府枚方市生まれ。
日大在学中から宮崎駿作品に脚本家として参加していたという、
相当の実力の持ち主ながら、
父親が九州男児(佐賀出身)の為か凄くシャイで、
受賞についてのインタビューにも全く奢ることなく次のように答えていたという。
「高畑勲さんなど、
偉大な映画監督を差し置いて受賞することになり、申し訳ない気持ちです。
この賞をきっかけに、
これまでの多くのすばらしい作品や、これから作られていく作品など、
アニメーションの世界に興味を持ってくれる人が増えていったら嬉しいです」
(オープニング曲:コトリンゴ「悲しくてやりきれない」)
2 件のコメント:
穏やかで、心に染み入る映画でしたよ
歴史は作られますが、そこを生きてる日常って、こんなだよなぁ・・・と思いました
周作と哲、ふたりの男性の一途さにも、じんわり感動❗
0子さん、毎度どうも。
1位になるだけの理由がちゃんとある、
ということなんでしょうね。
因みに、本渡第一映劇でも、
今月14~27日上映中です。
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