野球小僧よ、決して人の道を踏み外すことなかれ

ソフトバンク・ホークスから育成2位指名された、
磐田東高の左腕・齋藤誠哉（184cm、74kg）。
野球の強豪として知られる青森山田中時代は、
持てる才能に胡坐を掻いたのか、
或いはプレッシャーに押し潰されたのか、
途中でグレて野球どころでは無くなっていたという。

推薦で受かるものと思っていた高校も、
面接でピアスの穴や髪形を指摘され、
悉（ことごと）く不合格。
悲嘆に暮れていた時に「ウチに来い」と唯一誘ってくれたのが、
甲子園に一度も出場経験のない、
静岡・磐田東の山内監督だったそう。

本日のBGM
大切にするからね / 風味堂
忘れたいのに / 高木麻早
Sir Duke / Stevie Wonder
Night and Day / Helen Merrill

野球部全員、寮で監督と一緒に暮らすうち、
次第に監督の熱い思いが彼らにも伝わるようになり、
初めは眉毛すら無かった齋藤も、2年秋から主戦。
最後は140km/hオーバー、伸びのあるストレートと、
キレるスライダーを武器にする本格派左腕に成長した。
そんな齋藤が大好きだったという、
寮の食堂に貼られていた、
監督手書きの教え（人の道）をご紹介しておこう。



忘れてならぬものは、恩義
捨ててならぬものは、義理
人に与えるものは、人情
繰返してならぬものは、過失
通してならぬものは、我意
笑ってならぬものは、人の失敗
聞いてならぬものは、人の秘密
お金で買えぬものは、信用

因みに、この教え、
元新撰組隊長・近藤勇の作と言われているが、
真偽の程は不明である。

ポチ「やんちゃなヤツほど、気持ちは真っ直ぐだからな」

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