素朴な風合いの「ぞうさんペーパー」

インド洋に浮かぶスリランカ。
かつてはセイロンと称した仏教徒の国なんだが、
そこに工場を構え、ノートやメモパッド、名刺、
レターセットといった紙製品を100%手作りで製造、
全国の動物園等に出荷している日本企業がある。

紙の原料は、象のウンチ。
そう、象の肛門から毎日大量に放出され、
飼育員らも恐らく、
片付けに一苦労しているのではないかと思われる、
あの「象のウンチ」なのだ。

本日のBGM
ピエロと少年（西岡恭蔵）
春の風（手嶌葵）
雨酒場（香西かおり）

「ぞうさんペーパー」の作り方
1.ウンチを解（ほぐ）す
2.ドラム缶で24時間煮沸する
（この時点で臭みは消え、牧草のような匂いとなる）
3.繊維を古紙と一緒に水に溶かす
（漂白剤・化学薬品等は一切不使用）
4.和紙のように1枚ずつ手で漉く
5.陰干し・天日干しにて完成

因みに今日4/3は、
夫人の三年忌の前日に首を吊った西岡恭蔵の命日。
彼の仇名は"ゾウさん"だった。

ポチ「ランチボックスには無理だろな」