9/04/2017

重陽(9/9)には長寿を願いつつ菊花酒を呑むべし!



今度の土曜日、即ち9/9は、
陽数の極である「9」が重なることから「重陽」と呼ばれ、
大変お目出度い日とされている。
苦しいの「9」が目出度い?と疑問に思う方が、
もしかすると、いらっしゃるかも知れないので、
一応ご説明しておく。

古代中国では奇数のことを「陽数」、
偶数のことを「陰数」と呼び、区別していた。
これは2で割り切れるものと、
そうでは無いものとの単なる区別であり、
「陽」と「陰」の名前に当初、特別な意味は無かったが、
漢字が持つ「陽=明るい」「陰=暗い」のイメージから、
いつしか「陽数」は縁起が良い、
「陰数」は縁起が悪いとなったのだそう。
Today's BGM
結詞(井上陽水)
9月の雨(太田裕美)
Time in a Bottle(Jim Croce)


さて、「重陽」の理屈からすると、
1/1、3/3、5/5、7/7、11/11も当然、目出度い日となる訳で、
陰陽五行説に基く5日間は次の通り、
全て特別な日となっている。
1/1=元日
3/3=桃の節句
5/5=端午の節句
7/7=七夕
9/9=菊の節句
但し、1/1は一年の始まりの余りにも目出度い日であるため、
代わりに1/7を七草の節句と定め「五節句」としたのだそう。

ということで「重陽」は古来、
邪気を払い長寿を願いつつ、菊の花を飾ったり、
菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わしたりする日なのだ。
なお、「1」が4つも並ぶ11/11は節句でこそ無いが、
10/10に次ぐ一年で2番目に「記念」の多い日なのだそう。

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