8/07/2018

60男がテレビの前で、つい泣いてしまうドラマ



ご承知の通り73年前の昨日、"超空の要塞"の異名を持つ、
米軍の大型戦略爆撃機B-29から広島に原子爆弾が投下され、
非常に多くの人々が犠牲になった。
その数、ざっと9~16万人。
しかも大半は何の罪も無い一般市民で、
アメリカはこの件に関し、
「戦争の早期終結、延いては日本を滅亡から救うために、
人道的見地から已むを得ずそうした」と、
人類史上初の都市に対する無慈悲な核攻撃を、
恰も正当化せんとする口ぶり。

ま古来、戦と云うものは勝てば官軍なのだから、
国際法違反もヘチマも全く関係無いのかも知れないが、
少なくとも広島・長崎両市民にとって、
戦争が未だ続いていることだけは紛れもない事実であろう。
Today's BGM
星影の小径(アン・サリー)
(松山千春)
幸せになるため(ハイファイセット)


さて、戦後10年、
我々が生まれた頃の広島と現代とを舞台に、
原爆に翻弄された女性とその家族の直向きに生きる姿を描いた、
「夕凪の街 桜の国」というドラマが昨夜、
NHK総合で放送された。
主演は、小生の大好きな美人女優・常盤貴子。
それに橋爪功やキムラ緑子、浅利陽介、工藤阿須加、
谷原章介、佐川満男といった個性派揃いで、
さらに川栄李奈という素朴な表情をした元AKB48のメンバーが、
脚本の功績大とは言え、60男をして涙させる、
素晴らしい演技を見せている。

残念ながら見逃してしまったと仰る方は、
本日8/7よりNHKオンデマンドにて配信予定(但し有料216円)なので、
騙されたと思ってご覧あれ。
なお、川栄李奈がたどるヒロシマ「夕凪の街 桜の国2018」の現場から、では無く、
73分の本編の方。

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