
物の本によると、動物の「フェロモン」には、
交尾可能な状態であることを知らせる性フェロモンや、
餌の在りかなどを他の個体に知らせるための道標フェロモン、
交尾・越冬などのために仲間の集合を促す集合フェロモン、
外敵の存在を仲間に知らせるための警報フェロモン、
或いは「おだまりっ、私が女王様だよ!」と、
仲間に示すと同時に他の雌たちの卵巣の発達を抑制、
働きバチとしての行動を起こさせる女王物質など、
色んな機能・役割があるのだとか。
一方、ヒトのフェロモンについては未だ十分に解明されておらず、
我々が長年フェロモンというものに対して思い描いてきた、
「異性の気を惹くためのニオイ系物質」
とのイメージが本当に正しいのか、どうかさえ分かってはいないらしい。
Today's BGM
あの日に帰りたい(小野リサ)
花火(山崎まさよし)
SWEET MEMORIES(中納良恵)

とは言え、オトメスゴレンが行なった調査によると、
男性が「うわ、フェロモンが凄い!」と思わず意識してしまう女性の1位は、
「すれ違いざまに、ふわっと甘い香りが漂う女性」。
尤も小生の場合、どちらかと言えば甘い花の香りよりも、
石鹸、若しくは柑橘系の香りの方が後追いしたくなるほど、
よりそそられる訳だが、
これは飽くまでも個人的な好みの問題なので。
さて、余談だが先日、TOKIO の長瀬がラジオで、
「新車の匂いの芳香剤があったら売れるのでは無いか」と語っていた。
確かに一理ある話だと思って調べてみたところ、
そもそも新車の匂いというものは、
接着剤や塗料、プラスチックに含まれる揮発性有機化合物、
それに革やゴム、ウレタン等々の匂いが混在する集合体のようなもので、
似ているものを合成すること自体は、技術的に然程難しくは無いのだそう。
その証拠に、エステーから「新車復活」という名の消臭剤が出ている。
香りは、無臭・ミント・ソープの3種類。
もちろん、クルマに付着した余分なニオイを除去し、
真っ新(さら)の状態に戻すことが主たる目的なので、
長瀬の言う「新車の匂いの芳香剤」とは若干、
方向性の異なる製品である。
但し、新車の臭いが苦手と仰る方は結構いらっしゃるようだし、
桜の花びらみたいに儚いものだからこそ有難く感じるのかも知れないが…。

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