6/10/2014

女・子どもを殺すような悪党は、みんな地獄に落ちてしまえ!



芥川龍之介が26歳の時に発表した、
短編小説「蜘蛛の糸」はご承知の通り、
釈迦から救いの手を差し伸べて貰った悪党が、
そうとは知らず、自分だけ助かろうとしたために、
再び地獄の底へ真っ逆さまという、
丸で坊さんの説法みたいなストーリー。

しかし、この話を聞いて、
地獄が本当にあるとは到底思えないが、
万が一あったら大変なので、
日頃から自分の行いには十分気を付けよう」
と思った方も、ひょっとすると居られるのでは?
本日のBGM
もうひとりの俺(矢沢永吉)
リンダ(アン・ルイス)
Alone Again(Gilbert O'sullivan)
You'd Be So Nice To Come Home To(Helen Merrill)
実は、日本SF界を代表する作家・小松左京が、
この作品のパロディ(同名)を書いている。
Wikipediaによると、こんな話らしい。

彼は先ず、「カンダタが糸を放せと言ったのは当然」と、
この作品を批判した上で、別世界の話として、同様の話を書く。
そこでは、地獄に堕ちたカンダタは蜘蛛の糸を降ろされ、
それを伝って上がり、ふと下を見ると、他の者も昇ってくる。
しかし、彼は彼らを追い落とすより、
急いで伝い上がることを優先し、極楽に上がる。
但し、釈迦はこれに驚き、他の亡者の登上を阻止しようとして失敗。
代わりに地獄に堕ち、亡者たちは極楽へ。
暫く経った後、カンダタが地獄を覗くと、釈迦が血の池で苦しんでいる。
彼は以前のことを思い出し、蜘蛛の糸を降ろす。
釈迦がそれに気付いて昇り始めるが、
ふと下を見ると、何と地獄の鬼や閻魔まで昇ってくる。
「お前たち、それは駄目だ」と言うと、蜘蛛の糸は切れ、
釈迦は地獄へ真っ逆さま。

ポチ「一度落ちたら、最低何億年も帰れないらしいぞ」

0 件のコメント:

コメントを投稿